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#1 はじめまして

更新日:2021年4月13日

はじめまして。 アラカンの車椅子ユーザー『じょぷりん』です。 ダイバーシティ(多様性)をテーマにコラムを担当させていただきます。 先日、FtX (Female to X-Gender) の方が、自分の子どもを育てているニュース動画を

観ました。 勇気が湧いて、私も MtX (Male to X-Gender)と公言するようになりました。

いきなり『X-Gender』などと言うと、何のことかわからない人もいらっしゃると思います。

X-Gender(ジェンダー)とは、「(身体的性に関係なく)性自認が男性にも女性にも

あてはまらない」セクシュアリティを指す、日本で生まれた言葉です。

つまり私は「身体的には男性だけど、性自認がXジェンダーである」ということ。 身体の性が男性であることに違和感はありません。 心が女性(古典的な意味での)という感じでしょうか。


こんなこともあります。

女性に多いといわれる過食症を経験/受け身な性格(プロポーズできない、『察してください』な性格)/気が付くと、女子が好む日用品の店や婦人服売り場にいる/身に着ける物と色が女性っぽい/セックスで気持ちいいフリをする


3人も子どもがいる私は、一応男性として生きています(笑) でも、古典的な男性として見られると生きづらい場面が多いですよ。

最近では、SOGI という言葉も登場しています。 SOGIとは、Sexual Orientation and Gender Identity のことで、性的指向/性自認のことで、

「ソジ(-)」または「ソギ(-)」と読むのが一般的です。


LGBTが同性愛・バイセクシャル・トランスジェンダーという「誰」を指すのに対して、

SOGIは「どんな性別を好きになるのか」、「自分自身をどういう性だと認識しているのか」という「状態」を指すので、全ての人が含まれます。

パワハラのように「SOGIハラ」が取り上げられることも増えてきました。

これからの時代、全ての人が自分の性自認を考えて、 男性女性の二元論とセクシャルマイノリティという特別視が『社会の障害』だと気付いていくのでしょう。(むしろ100%男性、100%女性と自認できる人がマイノリティかも) そしてもう一つ、私は車椅子ユーザーというマイノリティでもあります。 車椅子が特別視されない時代も近いです。

素骨董序歩林(すこっとじょぷりん)

アラカンの車椅子ユーザー。 どんなキャラクターかと言うと、チキンカレーにビーフもポークもシーフードもナスも入れて、らっきょうと福神漬けを添えたような奴。

どこを取っても美味しいが、 本人もまとめ切れないMtX(Male to X-Gender)。

小説家、詩人、作詞作曲家、車椅子ダンス修行中。



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